ジモシルインタビュー@島田:山岸さん「楽しいに本気(マジ)になったことはあるか。」

50歳になったとき、「あー、楽しかった」と思えるか。

山岸さんは、いつも自分に問いかけている。

今回インタビューした山岸勇太さんは音響の仕事をメインにしながら、島田市でシェアスペースERRATIC WAREHOUSE(エラティック ウェアハウス)を運営しています。

エラティックは、仲間同士の集まりや、出店のためのスペースレンタル、コワーキングスペースとして営業しています。

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ERRATIC WAREHOUSE(エラティック ウェアハウス)とは(HPより)

WORK(仕事)
+
PASTIME(気晴らし、遊び)
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LOCALISM(地方)
+
STUDY(学ぶ)

LOCAL ACTIVATION(地方活性化)


様々な業種で働くみなさんが仕事場としてスペースを利用するだけではなく、映画上映・読書・ゲームなどの気晴らしの場、バンド・ダンス・余興の練習場、楽器、英会話など様々な分野を学ぶ場としても活用していただき、
日常会話や意見交換などからうまれる企画を試し、
地方だからこそできる企画を発信していく場所です。

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最近は新たな事業として、キッチンカーの運営開始に向けて仲間と準備を進めているそうです。

一見ばらばらに見える仕事や活動の土台には「楽しい」という共通した価値観があります。

「楽しい」というと今さえよければOK!というような軽いイメージを受けることもあるかもしれません。

けれど、勇太さんの「楽しい」からは何だか力強さも感じるのです。

勇太さんは、まだ自分のやりたいことができるエネルギーが残っているであろう50歳を節目として、それ以降は好きなことだけをして、より楽しく生きていけるようにしたいのだとか。

そして、そんな目標を持って過ごす50歳までの間も、勇太さんは楽しんでいます。何をするにしてもやりたくないコトや大変なコトが出てくるけれど、その中でも必ず楽しいと思える部分を見つけることができるのだと言います。

勇太さんがエラティックを始めた当時は、今よりも静岡でシェアスペースが知られていなかったので、よく「何をしているんだろう?」と疑問の目を向けられたそう。

さらに、今もそうですが、シェアスペースは島田ではあまり需要がありません。

そんな島田で、勇太さんはエラティックを自分の趣味でやっていると言っても良いくらいゆるく営業することで、利用者同士の壁の無い、多様な人が集まり、つながりのできるような場にしたいといいます。使ってくれる人たちと話しながら、その人たちの人となりがわかるような、そんな場に。

音楽をやっているストリート系の人達は、根はいい人なのに見た目や話し方だけで、時として偏見を持ってみられることも。

そういった場面も目にしてきたからこそ、先入観を持って自分と違う世代や価値観の人達とは関わらないのは勿体ない、と勇太さんは言います。

堅い人がビジネスライクに戦略をもってやるのでは無く、焦点を定めずに自分のような人がやっていくからこそ、色々な人達が集う面白い場をつくっていけるのではないだろうかと。

また、勇太さんは何かをやりたい人がいたら、できることがあれば手伝いたいと言います。

これまでに自身でイベントを企画してきた中で、0から1を作り出す大変さを身を持って実感し、胃が痛くなるような経験を何度もしたことから、同じように何かを始めようとしている人達の力になりたいと思うようになったそうです。

「ボランティアじゃないからなんでもやりますという感じじゃない。話を聴いて無理なものは無理だけど、できそうな事は手伝いたい。一人でやるカッコよさもあるけど、限界があるから。みんなを巻き込んでそれぞれの得意を活かしていけたら。」勇太さんはそう言います。

ちなみに、勇太さんの友人を集めると家を一軒建てることもできてしまうとか。難しそうなことも、案外みんなでやるとできてしまうのかもしれません。

新しいことを始めると、何をやっているんだろう、といぶかしく思う人も出てきます。

だけど、やったことも無い人たちの言葉を恐れるよりも、まずはやってみたほうが良いと、勇太さんは新しい挑戦を始める人たちにエールを送ります。

特に、10代20代のやりたいことがある若者達へ。

後先考えずにやりたいと言えるのが若者。やらずにいたら、どうせできないと言う大人になってしまうから。

やりたいことの相談があったら、とりあえず一緒にやってみることで、実現へのきっかけくらいは与えられたら。そう勇太さんは言います。

勇太さんは東京で仕事をしていた頃は特に、数日間部屋に籠りきりで作業をするなど、かなりハードな日々を過ごしたこともあったそうです。

そうして出来上がった映画のエンドロールに自分の名前が入ったのを見たときの「ひとつの作品が完成した」という達成感が今も忘れられないといいます。

未知のことを覚える楽しさを感じ、新たに様々な挑戦をしながらも、途中でやめてしまってはその達成感を感じられないと、勇太さんはエラティックを続けています。自分たちのやってきたことをなくしたくない、やめてしまったら、その痕跡も無くなってしまう、と。

楽しいを主軸に置きながら、自分自身のやってきたことを引き継ぎ、先へつないでいく。

力強いその「楽しさ」は、多様な人たちを巻き込んでどんどん広がっていくのでしょう。

さて、あなたは50歳になった時、振り返ってどう思える人生にしたいですか?

すでに50歳になったあなたは、振り返ってみてどうでしたか?

もし、このままだと人生を振り返った時に後悔するかも、と思ったあなたは、どんなに小さなことでもいいので、やりたいことをまずは身近な人に話してみることから始めてみませんか?

大丈夫、どんなことだって本気なら、誰にもバカにすることはできませんから。

きっと、誰かに話してみたら、楽しいことが始まるはずです。

ERRATIC WAREHOUSE

【編集後記】

初めて書かせていただいた静岡のつどい専用記事です。こちらのコミュニティに入れていただいたおかげで、身近な方々に取材をするきっかけができました。日頃お世話になりまくっている方々でも、なかなか改まってその方の思考や、ルーツをお話しいだたける機会って少ないものです。

山岸さんは島田での活動に初めて伴走してくださった心強い味方です。

私の中でもコンセプトがまとまり切っていないやりたいことをしっかりとバックアップして実現させてくれたのです。行動を起こせば、意外と誰か、助けてくれる人が現れるのですよ。地元のくせに仲間どころか知り合いもほとんどいなかった自分にも見方ができたのだから、大丈夫です。

自分のやりたいことを100人に話した?とにかく話してみなよ。話しているうちに、やりたくないことはどんどん話さなくなってそぎ落とされて、本当にやりたいことが見えてくるから。

ひたすら迷っていた自分にそう声をかけてくれた大人たちがいました。

そう、まずは話すことから始めてみてはどうでしょう。

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