ばらの都苑(浜松市)

静岡県は温暖な地域なので、さまざまな種類の植物を楽しめます。
そんな静岡で暖かい季節になってきて楽しみなことは、キレイな花がつぎつぎと咲き始めることです。
今回紹介するのは、苑主平野さんが個人で整備しているオープンガーデン、「ばらの都宛」です。
花が好きだった平野さんの亡き妻、都さんをしのんで、2000年に開苑しました。天野さんは2020年に緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰に選ばれ、「ばらの都宛」は全国から年間1万人以上が訪れる名所になっています。

近隣のはままつフラワーパーク浜名湖ガーデンパークでは、2004年に浜名湖花博が開催されているのですが、当時20代だった私は花を楽しむ感性がありませんでした。しかし今では、この場所は季節ごとに家族で訪れる大切な場所です。

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2021年はばらの開花は早く、5月初旬に家族で訪れました。スマホの地図を頼りに、浜松駅方面から車で約30分。周辺は畑や住宅があり、少し分かりにくいかもしれません。手作り感ある駐車場には、すでに多くの車が停められていました。

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アーチ門をくぐり苑内に入ると、2,000㎡以上(テニスコート8面分⁉)の敷地が広がります。多くのばらが地植えされており、とてもよい香りがします。苑内を散策すると、ばら以外にもたくさんの植物が植えられていました。また、パイプ管を使った手作りの造形物や橋は、子ども心と男心を刺激します。奥の方には池があり、きじや鯉もいました。

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広大な苑内の管理は、基本的に平野さんが1人で行っているそうです。それにも関わらず、入場無料であることが気になります。苑内に設置された募金箱を見つけ、少しですが協力をさせていただきました。

苑内の小屋には記念の写真や紙細工、表彰状がたくさん飾られていました。多くの人に愛されている場所であることがわかります。平野さんの目的は叶えられているのではないでしょうか。

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私の娘は小学2年生になり、園児の時に比べ家族で外出する機会が減ってきました。家族揃って外出する機会を大切に、その場所が存在する意味や、そこに関わる人に関心がもてるような人に、娘にはなって欲しいです。また、平野さんの亡き妻への思いから、私も学びたいと思います。たくさんの資本が入った観光スポットも楽しいですが、地域には尊敬できる”ヒト”がたくさんいるはずです。そんな場所をこれからも紹介していきたいです。

住所静岡県浜松市中区花川町1288
料金無料
駐車場苑の近くと入口前・合計約30台
電話053-436-2792
基本情報
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